クラビットの研究所 | クラミジアから守る抗生物質
クラミジアの研究所 TOP > クラリスロマイシンとは > クラリスロマイシンの副作用

クラリスロマイシンは副作用の少ない薬ですが、注意しなければ重篤な副作用が出てしまう危険性があります。

クラリスロマイシンの副作用

クラリスロマイシンの副作用

クラリスロマイシンクラミジアに対してとても効果的とされており、淋病やその他の感染症など様々な症状に用いられることが多い薬です。マクロライド系に分類される薬となっているため、とても副作用は少ない薬です。ただし、絶対に出ないというわけではありません。体質によっては出やすい方や出にくい方というのが存在するため、服用を考えている方は必ず副作用のリスクも頭に入れておくようにしましょう。

クラリスロマイシンを服用することで発症しやすい副作用というのは下記の症状になります。

吐き気
下痢
食欲不振
発疹

上記の4つが主に報告されている副作用となっています。

中でも一番多い副作用というのが下痢です。下痢は抗生物質で起こりやすい副作用となっているのでクラリスロマイシンに限った話ではありません。ジスロマッククラビットでも同じ事が言えます。

抗生物質を服用することで下痢は起こりやすくなっているため病院で処方してもらう時は一緒に整腸剤や胃腸薬も処方してもらうのです。上記で挙げた副作用以外にも

めまい
動悸
頭痛
倦怠感

といった副作用が発症する可能性もあります。基本的にどれも軽い症状で治まる事が多いですが、治まらなかった場合は直ちにクラリスロマイシンの服用を中断し、医師に相談するようにしましょう。

クラリスロマイシン服用で下痢を起こしてしまう理由

クラリスロマイシンを服用することで下痢になりやすくなってしまうという副作用は多く報告されています。ですが、なぜ下痢が多くなってしまうのでしょうか。詳しく説明していきます。

クラリスロマイシンはクラミジアに対してとても効果的とされていますが、攻撃するのはクラミジアの原因となっている細菌のみではないのです。攻撃する細菌を選別することができないため、善玉菌も巻き込んでしまうのです。そのため、クラミジアの細菌とともに善玉菌も多少減少してしまいます。

善玉菌が減少することで影響を受けやすい器官というのが腸や胃なのです。そのため腸内バランスが乱れてしまい下痢などの副作用が出てしまうのです。また、消化器系の副作用が出やすくなっており、腸の副作用が発症する原因と同じ理由で吐き気や腹痛のような副作用が出てしまいます。

人によっては下痢や吐き気のような副作用ではなく、お腹にガスが溜まってしまいおならが出やすくなるといった症状もあるようです。

下痢の対処法

クラリスロマイシンを服用すると下痢になりやすくなってしまうという点から中々服用出来ないという方も多いでしょう。そのような方は整腸剤や胃腸薬といった薬を併用するようにしましょう。整腸剤や胃腸薬はクラリスロマイシンと併用禁忌薬というわけではないので、安心して併用できます。ただし、若干の効果半減に繋がる事もありますので、注意しましょう。

また、下痢が起こりやすい原因として善玉菌の減少と分かっているため、善玉菌を増やすようにすれば対処することもできます。ヨーグルトやケフィアなど、善玉菌が多く含まれている食品を摂ることで善玉菌が増え、クラリスロマイシンを服用しても下痢などの副作用が発症しない強い胃腸を作ることができます。

クラリスロマイシンで副作用が発症する確率

クラリスロマイシンは最初に説明した通り副作用がとても少ない薬です。体質によっては出やすい方や出にくい方がいますが、基本的にはあまり出ないと考えておいても良いでしょう。クラリスロマイシンを服用することで副作用が発症する確率としましては、成人の方で約3%、小児の場合は約2%となっています。ここから見るにクラリスロマイシンを服用することで副作用が発症する確率というのは30人~50人に1人の割合です。

これを高いと取るか低いと取るかは人それぞれになってきますが、それほど高い確率とはいえないでしょう。また、その中でも各副作用の症状によって発症する確率が変わってきます。

下痢
腹痛
吐き気
嘔吐
悪心

などの副作用の場合は0.1%~0.5%の割合で発症する副作用とされています。

食欲不振
口内炎
胸焼け
便秘

などの副作用の場合は0.1%未満の割合で発症すると言われています。

先程クラリスロマイシンを服用することで下痢が起こりやすいと説明しましたが、実際はこの程度の確率でしか発症しません。そのため、クラリスロマイシンはかなり安全な薬と言えるでしょう。

クラリスロマイシンの重篤な副作用

クラリスロマイシンは正しい服用方法を守っている事で副作用はかなり少ないと言えます。ですが、早く治したいからといって多く飲んだり、飲み忘れた分も含めて飲んだりしてしまうと思わぬ副作用を発症させてしまう危険性があります。重篤な副作用は以下のようなものです。

アナフィラキシー様症状 かゆみ、くしゃみ、吐き気、嘔吐、呼吸困難、血圧低下、発熱などの症状
ショック じんましん、顔が赤くなる、かゆみ、動悸、しびれ、息切れなどの症状
けいれん 吐き気、めまい、ぼんやりする、よろめく、興奮状態になるなどの症状
肝機能障害 倦怠感、食欲低下、吐き気、常に眠い状態、呼吸困難、黄疸などの症状
肝機能障害 倦怠感、食欲低下、吐き気、常に眠い状態、呼吸困難、黄疸などといった症状があらわれます。
黄疸 吐き気、嘔吐、足浴不信、発熱、発疹、倦怠感、皮膚や白目が黄色くなるなどの症状
溶血性貧血 だるさ、息切れ、めまい、頭痛、動悸、鼻血、歯茎の出血などの症状
間質性肺炎 発熱、呼吸困難、息切れ、動悸などの症状
間質性腎炎 発熱、吐き気、下痢、尿が濁る、関節の痛みなどの症状
急性腎不全 下痢、吐き気、脱力感、むくみ、腹痛、関節の痛みなどの症状
低血糖 動悸、脱力感、冷や汗、急激な空腹感などの症状

クラリスロマイシンの併用禁忌薬

クラリスロマイシンの併用禁忌薬

クラリスロマイシンは副作用の少ない薬として有名ですが、以下の薬と併用してしまうと重篤な副作用を招いてしまう危険性がありますので必ず服用する前に目を通しておいてください。1つ1つ説明していきます。

・オーラップ
・クリアミン、シヒデルゴット
・アドルシカ
・スンベプラ
・バニヘップ
・ベルソムラ

オーラップという薬は主に統合失調症などに使われている薬です。このオーラップには「ピモジド」という成分が含まれており、併用してしまうと、QT延長といった症状や心室性不整脈といった心血管系の副作用が多く報告されています。もともとの副作用に心室頻拍といった症状があるため、血中濃度が上昇し、このような副作用が高確率で起こると言われています。

クリアミン、シヒデルゴットといった薬は主に偏頭痛に用いられる薬です。こちらは「エルゴタミン」という成分が含まれており、クラリスロマイシンと併用することで血管攣縮といった重大な副作用が発症してしまう危険性ががあります。こちらもオーラップに含まれている成分の「ピモジド」と一緒で血中濃度が上昇したため高確率で起きてしまうと言われています。どちらも常に服用しているという薬ではなく、その時その時に服用する薬なので、うっかり併用してしまうといった事のないよう注意しなければなりません。

アドルシカという薬は肺動脈性肺高血圧症治療薬として主に使われている薬です。こちらは主成分に「タダラフィル」という成分が含まれており、作用が想像以上に強く出過ぎてしまう恐れがあります。作用が大きくなれば比例して副作用も大きくなってしまうので注意が必要です。「タダラフィル」というと有名なのはED治療薬の「シアリス」です。「シアリス」にもこの「タダラフィル」が使用されているので注意しましょう。

スンペブラという薬は主にC型肺炎に用いられている薬です。こちらは「アスナプレビル」という成分が含まれており、併用することにより血中濃度が上昇し、肝臓に関連した副作用が強く出てしまう危険性があります。

バニヘップという薬もC型肺炎に用いられている薬です。こちらは「バニプレビル」という成分が含まれており、スンベプラの併用と同じように血中濃度が上昇してしまい、嘔吐や下痢、悪心といった症状が強く出てしまう恐れがあると言われているので注意しなければなりません。

ベルソムラという薬は新型の睡眠薬として登場した薬です。こちらは「スボレキサント」という成分が含まれており、併用することで血中濃度が上昇され、疲労、入眠時麻痺、夢遊症、睡眠時随伴症といった副作用が強く出てしまう危険性があります。睡眠薬を常に服用し、クラリスロマイシンを服用しようと考えている方は注意しなければなりません。

クラリスロマイシンを服用するという方は上記であげた薬を常用していないかしっかり確認してから慎重に服用するようにしましょう。

クラリスロマイシンの副作用を出さない飲み方

服用方法

年齢や症状によって少々飲み方が変わってきてしまいます。一般的には250mgを1回1錠、1日2回服用し、合計500mgになるようにしましょう。飲み忘れた場合に2回分の量を1回で服用しないようにしましょう。

飲み忘れが多かったり、途中で治ったと勘違いして治療を中断してしまうとクラリスロマイシンに対しての耐性菌が体内で作られる危険性があります。この耐性菌ができてしまうとクラリスロマイシンではもうどうやっても治らず、別の治療薬を使用しなければならなくなります。そのため、もしもの事を考えて通販でクラリスロマイシンを購入する際は、自分が購入しようと思っている量よりも少し多めに購入しておくことを推奨します。そうすることで服用し続けたけど足りなかったから耐性菌ができてしまったという事を防ぐ事ができます。

クラリスロマイシンの注意点

クラリスロマイシンはマクロライド系の薬となっており副作用がとても少ない事で有名です。だからといって何も調べずに服用するのは辞めましょう。自己流で服用した場合は思わぬ副作用を招いてしまう危険性があります。クラリスロマイシンの服用の際は注意しなければならない事がありますので必ず頭の中に入れておきましょう。

服用量を守る

クラリスロマイシンは必ず服用量は守ってください。早く治したいからといって多く服用したところで効果はほとんど変わりません。ですが、副作用がかなり強く出てしまう危険性が高いです。副作用のリスクを減らすためにも気をつけるようにしてください。

飲み忘れた時の対処

クラリスロマイシンを飲み忘れてしまった場合、気付いた時に飲み忘れの分を服用するといったことは絶対に辞めましょう。先程の服用量と同じで一気に多く服用してしまうとかなり強い副作用が発症してしまう危険性があります。

グレープフルーツとの併用

クラリスロマイシンはグレープフルーツとの組み合わせは禁止です。クラリスロマイシンとグレープフルーツを併用してしまうとクラリスロマイシンの成分が中々代謝されずに、体内にずっと溜まってしまう事になります。

体内に溜まり続けるということはその分副作用のリスクも高くなっていきます。そうならないためにもクラリスロマイシンとグレープフルーツの併用は控えるようにしてください。これはグレープフルーツジュースでも同じことが言えます。

また、前日や翌日にグレープフルーツ、またはグレープフルーツジュースを飲んでも異常が起きる可能性がありますので、クラリスロマイシンを服用期間中はグレープフルーツは控えるようにしてください。

アルコールとの併用

クラリスロマイシンとアルコールの併用が禁止というのはクラリスロマイシンの添付文書には記載されていません。厳密には禁止ではないですが、副作用のリスクを減らすためにも控えたほうが良いと言えるでしょう。

理由としてはアルコールを摂取しすぎると吐き気や頭痛といった症状があらわれてきます。これはクラリスロマイシンの副作用の中にも含まれている症状です。

となるとクラリスロマイシンとアルコールを併用することで吐き気や頭痛が起きてしまうリスクを上げてしまう事となります。アルコールに強い人でも副作用のリスクというのは確実に上がりますのでクラリスロマイシンの服用期間中はアルコールは控えるようにしてください。